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おまけ:貴石こぼれ話 1月編
「いやー、流石に年が明けてすぐはいつにも増して客足が遠い。
ヒマしておらんか、ホープや。……いつもヒマ。あ、そう。
仕方ない。客は来ずとも世間様は既に忙しないんでさぁ、あっしばかりが寝正月の延長戦としゃれこむ訳にもいくまいて。
肩慣らしも兼ねて、ホープや。今月の石の話になんぞ、ちょいと耳を傾けておくんなせぇ。
ま、聞いてなくてもあっしが勝手にしゃべりやすけどね。
さて……そもそもなぜ故、リアルワールドには“月ごとの石”なんて概念があるのか。
由来とされる説はこっちの神やら伝説やらに交えて色々と存在するようですが、一般的な基準が設けられたのは1912年と、比較的最近の事だそうで。
アメリカの宝石商組合が制定したそいつは約40年後に海を渡り、サンゴとヒスイを追加する形で日本にも普及する形になった。……ここまでは、こっちで店出すための資格勉強のおさらいになりますかな。
で、今月の石の話になりやすが……ホープや、毎月あっしがお客さんの相手をしているのを見ておるのだから、大抵の月にゃあ石が複数個設定されているのは知っておろうて。
だというのに、1月にはソイツが無い。ガーネットしか無い。
2021年の改定までにはそういう月も他にいくつかあったが、1月にだけは、追加が無かったんでさぁ。
何故だと思います?
……と、聞いてみたところであんさんが返事できないのは分かっておりやすし、言ってみたところでこっちのお偉い方のお考えなんて、デジモンのあっしにはよう解らんのでさぁ。
ただ、推測する事ぁできやす。
ガーネットてぇのは、一般的には赤のイメージが強いですがね。その実サファイアみたいに、より取り見取りに色がある。石1種で12ヶ月分の色彩をゆうに補えちまうんでさ。なんならレインボーガーネットなんて、光の加減であまたの色がちらつく石もこの日本、奈良県は天川村で発掘されるぐらいでして。
そもそもの選択肢が多いから、文字通り「一石を投じる」必要も無かったんでしょうな。
それから――コイツは、俗説ではありやすが。
ガーネットというのは、原石の時点で相応の輝きを有している。加工する以前から「宝石らしい宝石」として見つかる石のひとつだそうで。
生まれついて完成した宝石であるが故に、始まりの石として、1年の最初の月を司る。
月ごとの石に留まらず、太古の昔から人々は宝の石として掘り出されるガーネットを特別視し、また敬っておったのでしょう。
……はは。なんだかこれまた、宝石でさえなければ天使型の好みそうなお話ですなぁ。今月の“首飾り”の物語も、ひょっとすると当然の帰結だったのやもしれやせん。
――こっちはさっき引き合いに出したサファイアの方ですが――生まれ落ちたその時から美しい石こそが、魔王始まりの石であった以上。
魔王を終わらせた石が“ああ”であったのも、また必然だったんでしょうな。
……はぁ。そうだ。もう年が変わっちまったんですなぁ。早いモンだ。
気が重いですな。……あと3ヶ月、か」
以下、感想返信
夏P(ナッピー)様
この度も感想をありがとうございます。
意図せず別の拙作と十闘士被りしてしまいましたね。メルキューレモンは多彩な分話を動かしやすいので、つい重用してしまいますが、別に私も鋼の闘士しか書かない訳では無いので……。
売り物を扱う上で、トラバサミは鉱物だけでなく関連するお話も色々勉強してきています。トークに役立つ部分を重点的に学んでいるので、詳しそうに見えて何でも知っている訳では無かったりします。これからも「妙に詳しいな……」というパートはちらほらあるかと思いますが、その時は勉強頑張ってるんだなぁと温かい目で見てやってください。
お恥ずかしいながら、自分、タイスト未プレイでして。
スサノオモンが登場するという事は、触れられていた部分は結構お話の根幹にかかわる部分なのでしょうか。
折角いただいた感想に対して心苦しいのですが、どんな方がご覧になるかわからない上、実際拙作を読んでくれている知人にもタイストをまだゆっくり進めている方がいるため、できれば感想内でのゲームネタバレを含む話はご配慮いただきたく……特に次回はプロローグ時にお察しの通りオリンポス関係になるため、大変申し訳ありませんが、ご協力をお願いします。
話のオチは、「美人画よりもモデルの方が綺麗だった」とそれだけです。
伝わりにくい文章を書いてしまった事、お恥ずかしい限りです。
前回こぼれ話を含むあとがきを投稿し忘れており、夏P(ナッピー)様に感想をいただいてから気付いて、画家とモデルの正体についてのお話へのリンクを含めた追記をスレッドにつなげておきましたので、もしよろしければ、ご確認いただければ幸いです。
改めて、感想をありがとうございました。※お知らせ
今回のお話は、デジモン創作サロンというところに投降してあった拙作『アトリエ舟カエル号』の後日譚要素も含んだ作品でした。
単独で完結しない要素を含んでしまい、混乱させてしまったのであれば申し訳ありません。
ただ、その上でもし”画家”と”美人画”の正体をお知りになりたい場合は、よろしければご一読いただければと思います。
おまけ:貴石こぼれ話・12月編
「おっと、お客さんでしたか。この寒いのによういらっしゃいましたな。ひょっとして、お急ぎのご入り用ですかい? じっくり石を選ぶにはちいと風が堪えるとはいえ、贈り物として需要が高まる季節ではありますからなぁ。
では、早速品物をお出ししましょう。お客さん、ご希望の宝石はございやすかい?
……とるこ、石。
……。……ああ、ターコイズですな! 少々お待ちを。
急ぐような事を言っておいて、すみませんね。名称としては把握しておりやすし、トルコ石以外にも“その手”の宝石は多々取り扱っちゃあいるんですが――“地名から名付けられた鉱石”ってぇのは、デジモンのあっしにはどうにもしっくり来やせんで。
まあ、無ぇですからね。デジタルワールドに、トルコ。
ターコイズと言い換えたところで、コイツは実のところトルコ石をフランス語に言い換えただけだったりするんですが、あっしを初めとしたこっちに来るようなデジモンは、大抵言語設定が日本語のサーバー出身ですからねぇ。
ターコイズと同じく地名由来の名を持ち、12月の石でもあるタンザナイトやラピスラズリの事はちゃんとピンと来ますんで、カタカナの地名+石って格好になっているのも、ひとつ要因なのやもしれませんな。
産出自体はちゃんとありやすので、ほれ、いかがですかい、なかなかの品が揃っておるでしょう。
ターコイズは国や地域によって青っぽいのがよろしい、いいや緑がかっている方が。と価値が変わります故、両方ご用意しておりやすよ。蝋光沢が滑らかで色が均一なモノから、あえて母岩を活かした蜘蛛の巣柄のモンまで、幅広く、ね。
幅広く――揃えられる程度には。それなりに広く知れ渡っている石ではあるのですが。
その上で、“トルコ”石と言われると。なんだかやっぱり、しっくり来ないんでさぁ。
だからですかね。リアルワールドだとターコイズは太古の昔から尊ばれてきた石のひとつだと聞いておるのですが、あっしらの世界だとあんまり逸話的なモノは耳にした事がございやせん。
間違い無く綺麗な石ではあります故、魔王も盛んに蒐集はしておりやしたが――それ以上の特異性的なモンは。
何を言いたいのかと言いやすと、ターコイズに関しては、あんまりデジタルワールド産に拘る必要性は無ぇんじゃねえかという話です。
あっしの店にお越しになるニンゲンの方は、デジタルワールドならではのエピソードもお求めの場合が多いですからねぇ。注意喚起、ってヤツでさぁ。
まあ、トルコが存在しない世界のトルコ石ってぇのがオツなのだとお考えであれば、あっしからは何も口出しはいたしますまい。是非是非、お手にとってご覧になって行ってくだせぇ。
……尤も、トルコ石ってのは、現在のトルコからは産出しないらしいですし、なんなら「かつてトルコと呼ばれていた地」以外から掘り起こされる事の多いらしいのですが――ん? なんですかい、お客さん。この辺の話にも興味がお有りで?
ここまで来ると単なるリアルワールドの歴史の話になりやすし、あんまり油を売っておると、ホントに身体が冷えちまいますよ?
それでもいい? はぁ。ならあっしはいくらでもお喋りいたしやすが。
ただ、お客さん。どうか風邪だけは引かないようにしてくださいね?」
以下、感想返信。
夏P(ナッピー)様
この度も感想をありがとうございます。
トラバサミはデジモンなので、割と○○デジだとかデジ○○みたいな言い回しが多かったりします。今回だとデジはつきませんが、師走を僧侶型が走る~と表現していたりだとか。微妙な拘りポイントです。
ネクストのムルムクスモンは良い奴でしたねぇ、なんかバルバモンとも関わりありますし……。全部人間とかいうヤツが悪いんだ。
ただ、トラバサミの元上司は天使型のまま、恐らく殉職しているものと思われます。10月の話のように何かある度に天使達は出張ってはいましたが、本物の脅威たる魔王・宝石狂いが台頭するまでは割と平和ボケかましてたんじゃないですかねぇ。そのツケが回ってきた形で……。
ブイモンくんはアーマーも聖属性も関係無く、しかし“太古の昔”を想起させるルートには進んだのかなぁと。
個人的には、今はトリケラモンなんじゃないかなと思っていますが、最近出て来たスティラコモンも有りかもと思ったり。ただ、ここに関しては読者様の想像にお任せしたい部分も無きにしも非ず。最強の進化ルートを考えるのです。
次回でいよいよ年をまたぐ形になります。言うてる間に後4話……最後までお付き合いいただければ幸いです。
改めて、感想をありがとうございました。-
この返信は1ヶ月前に
快晴が編集しました。
おまけ:貴石こぼれ話・11月編
「いらっしゃいお客さん。最近めっきり冷え込んできました故、こんな吹きっさらしの露天商でゆっくり品物眺めておけるのも今の内ですぜ。どうぞごゆるりとご覧になって行ってくだせえ。
それで、本日は何をお求めで?
……はあ、シトリン……ですかい。
んー……。いや、扱ってはおりやす。扱ってはおりやすが――お客さん。お求めになる前に、シトリンに関してはちょいとばかり注意事項がありやすので、どうかお耳を傾けてくだされ。
シトリンといいますと、和名が黄水晶とある通り、クォーツに分類される鉱石でごぜぇやす。11月の石と言えば、同じく鮮やかな黄色でお馴染みのトパーズも有名ですが、こちらはいささか高価ですからね。シトリンはその代替え品として、昔から重宝されていたようです。
というのも、比較的産出量が多いアメジストに熱処理を施すと、さながら皮を剥がしたサツマイモのように、あの深い紫が鮮やかな黄色に転じるんでさぁ。なんでもアメジストに含まれる鉄イオンが、化学反応を起こすだとか、何だとかで。
なので、シトリンというのは割合簡単かつ安価に量産する事が出来たんです。
反面、ハナから黄色の水晶ってぇのは、天然では滅多に発見されないそうで。
故に天然のシトリンには、それ相応の値段が付くモンなんでさ。
それらを踏まえた上で、ほれ、うちの商品をご覧になってくだせぇ。
……天然と熱処理品の見分け、つきますかい?
例えば。この少々色ムラ……いや、色の濃淡があり、若干発色が大人しい目のモノが、非加熱証明書付きの天然シトリンです。
この素朴さに惹かれる鉱石ファンも少なくは無いそうですが、基本的には皆さん、ぱっと見だと加熱処理を施した方に惹かれる傾向がありやすね。
お客さんが後者なら問題は無いのですが、天然シトリンをお求めの場合、デジタルワールド産に拘らないのであればリアルワールドの宝石店での購入をオススメしてぇです。
何故かって? そりゃあ、お客さん。あっしの店にいらっしゃるぐらいだ、デジモンについて、ちいとはご存知でしょう。
デジモンには、炎や熱の必殺技を持つ者がべらぼうに多いんです。
なんなら存在そのものが炎の、火炎型なんて分類まである。
産出地で炎を操るモン同士がケンカをおっぱじめてしまったばっかりに、人知れず加熱処理されてしまったアメジストが、天然シトリン顔して市場に出回っていないなんて保証、デジタルワールドではどうやったって出来ようが無いんでさぁ。
このため、かの魔王・宝石狂いも、シトリンとアメジストの蒐集・管理に関しては、かなり慎重な姿勢を貫いていました。何せ、本人も炎の必殺技を持っていやしたからね。
もちろん集めるは集めていたんですが、とある“特別なアメジスト”を除いて、基本的には城の宝物庫に仕舞ったままでごぜぇやした。
とまあ、うちでシトリンを買うつもりなら、それだけは念頭に置いておいてくだせぇ。
とはいえ、熱処理ってぇのは別に悪い事じゃねぇんです。
宝石の色味を引き出す上で一般的な加工方法ですからね。実際綺麗でしょう? コレなんか、まるでお貴族サマが嗜むような、じっくり丁寧に淹れたお紅茶みてぇな色合いだ。
それに、天然のお約束がほとんどできない分、熱処理品はリアルワールドのモン以上にお求め易いお手頃価格となっておりましてね?
デジモンの炎で炙ったヤツには、かえって付加価値を感じられたりするんじゃ無いでしょうか。よければ証明書もご用意出来ますぜ。
……ふむ、そうですかい。
では是非、是非に。ごゆるりとお選びになってくださいやせ」
以下、感想返信。
夏P(ナッピー)様
この度も感想をありがとうございます。
まあ誕生石という事で10月に紹介しておりますが、10月に発掘されたとは限らないので……あと属性云々まで言い出すと流石にゲーム過ぎるので……デジモン小説に何ではありますが。
とはいえ実際オパールは水分を含む宝石という事もあり、水棲系のデジモンと絡めたいとは考えていました。そこにちょうどリュウグウモンが出てきた形ですね。
プロローグで紹介する宝石を並べる際、蛋白石という和名がどうにも締まらず色々探した結果、宮沢賢治の『貝の火』に辿り着いた形です。結果的に傲ってしまったとはいえ、人(?)助けの結果がアレとは何とも無情な気もしたりしなかったり。
それこそリュウグウモンを主軸に据えるのもひとつの手かなとは考えていたのですが、発掘もまた宝石の魅せるロマンのひとつかなと思いまして、ガジモンをメインに置いたのでした。土を掘る事に特化していくルートはなかなかお気に入り。
リュウグウモンの背中のアレを天守閣に例えたのは、書いている人の第一印象ほぼそのままなので、聞き手は別に高貴なご身分とかではないです。つまり作者のセンスがトノサママメモンゲコ。
聞き手さんの正体も、その内明かされる事でしょう。
改めて、感想をありがとうございました。おまけ:貴石こぼれ話・10月編
「おやお客さん、いらっしゃい。……あ、店頭のコイツはどうかお気になさらず。10月限定の展示品だとでも思ってもらえれば。もちろん、ご入り用であれば相談には乗りやすが……いらない? あ、そう。
それよりも、トルマリンをお求めと。
ええ、ええ。ございますよ。何色をご希望ですかな? トルマリンと言えば、「無い色は無い」と言わしめるほどカラーバリエーション豊富な石ですからねぇ。ルベライトと呼ばれる赤色のモノや、バイカラー……いわゆるウォーターメロントルマリン含め、各種取り揃えておりやすよ。
うん? どの色が一番“効能”が強いのかって?
……あー、お客さん。パワーストーンとしてトルマリンをお求めですかい。
まあ不思議な不思議な生き物であるあっしらデジモンの住む世界で産出された宝石に、その手の要素をお求めになる気持ちは解らんではないのですが、その分過度に期待させて、がっかりさせる訳にゃあいきやせんからねぇ。
あっしの店では、宝石の“科学的根拠の無い要素”はウリにしない事にしてるんでさぁ。
“非科学的な石”自体はいっぱいあるんですが……あくまで宝石の価値は、付加価値も含めてお客さん自身で判断していただきたく。
代わりにトルマリンに関する、ちょいとおもしろい小話をご紹介しましょう。
わざわざ目当てに足を運んでくだすったぐらいですから、お客さんもご存知でしょう。
トルマリンは別名“電気石”といって、摩擦や熱によって電気を帯びる事で知られておりやす。お客さんがトルマリンを強力なパワーストーンとして認識なさっているのも、こういった要素が関係しているんじゃないでしょうか。
この特性から、リラックスやらデトックスやらを目的として、トルマリンを用いた健康器具がさかんに製作されていた時期もあったそうじゃあねえですか。中にはお蚕様にトルマリンの粉末を食わせて、マイナスイオンを発するトルマリン・シルクなるものの開発にまで着手していただとか、なんだとか。
リアルワールドでこういう事例があるとね、デジタルワールドでも真似するヤツが出てきまして。
デジタルワールドの虫ってぇのは、なんでだか電気の属性を持っている事がようありましてな。なので、当然電気芋虫的なデジモンもいる。クネモンっていうんですがね。
この、元から「吐く糸に強力な電気を帯びさせる」必殺技を持つクネモンに、電気石を食わせて育てたらどうなるか。試したヤツがおるんでさぁ。
結果は……正直なところ、よう解らなんだ。
元々電気の糸を吐く虫ですからな。いくらか必殺技が強力になった。みたいな報告自体は上がりやしたが、個体差の範疇と言えばそれまでのレベルでして。……そもそもええもん食わせてりゃ、成長期の内なら特に、それだけでそこそこは強くなりますしねぇ。
その後も別に強力な進化を遂げる訳でも無し。研究はすぐに下火になったとか、なんだとか。
とはいえ折角試した以上は、と、人間がトルマリン・シルクでそうしたように、トルマリンデータ入りのクネモンの糸で、いくつか反物が織られたようでして。
その内のひとつ……トルマリン・クネモン糸のハンカチーフが、仮にもトルマリンが混じっているのだからと、魔王・宝石狂いに献上されましてな。
見た目は何の変哲も無いシルクのハンカチ。しかしコレが、触るとびっくり! なんと毎回、静電気をバチン、と発するのです。
毎回です。もう毎度毎度。触れる度に静電気を起こすんです。
それがトルマリンデータが混じっているからこそ成せるワザなのかは解りやせん。なんたって、クネモンの糸は元から電気を帯びているんですから。
ただ、常に帯電したハンカチーフ……否、パーティーグッズが出来た。それだけは、確かな事実なんでさぁ。
……献上品を受け取った魔王は後に、「トルマリンを成長期の餌にするべからず」という御触れを出し、織物を製作していた研究者および業者から、残りのトルマリンを全て買い上げたといわれております。
で、その時のトルマリンかは判りやせんが、何にせよ、モノはなかなかどうして揃っておるでしょう。
保証こそいたしませんが、お客さんがパワーストーンとして電気石をお求めになる事自体は止めやいたしません。
是非是非、ピンとクるヤツをお迎えなさってくだせぇ。
強いて言うなら、でっかいヤツの方が。何かと秘めたる力は強いんじゃないですかね?」
以下、感想返信。
夏P(ナッピー)様
この度も感想をありがとうございます。
たったそれだけの話なんでさぁ。トラバサミがそう言う以上、そうなのでしょう。
9月の回はこのシリーズでも最初期に流れが決まった話の一つです。火山から生まれた青い石というモチーフに元からロマンを感じていたので、それがヴォルケニックドラモンから出てきたら一層ステキかなぁと。こういう感じで作者の癖が反映されているだけなので、デスルアーの宝玉は赤い云々とは別に関連性は無いです。
ちなみにヴォルケニックドラモンは地上に上がってきただけで、天界にドンパチしに行った訳ではないです。むしろ天使が勝手に降りてきてちょっかいかけてきました。
そうして生まれたのが魔王・宝石狂いってワケ。……バルバモンの元ネタが元々力天使or主天使とあったので、クラヴィスエンジェモンかドミニモンの闇墜ちにするか悩んだのですが、ルートとして見た時にアルケーエンジェモンの方がきれいにまとまりそうだな、と。
そのしわ寄せを喰らってスラッシュエンジェモンがひどい目に遭ってしまった訳ですが……スラッシュエンジェモン、デジモン小説全体で見てもこういう感じの役やらされがち問題。いつか格好よく書いてあげたいものです。
クンツァイト、紫外線に弱いというのは確かに見ましたが、別に熱そのものでも退色する訳では無いんですか……? 個人的に色々調べてから書いているつもりでいるのですが、勉強不足ばかりでお恥ずかしい限りです。
こんな感じですが、その内トラバサミとホープについても詳らかになる時が来たり来なかったりする予定ですので、どうか今後ともお付き合いいただければ幸いです。
改めて、感想をありがとうございましたおまけ:貴石こぼれ話・9月編
「いらっしゃいませ、お客さん。いやぁ、まだまだ暑いのに、尋ねてくださる方がいるのは大変有り難い事で。
それで、本日はどのような宝石をお求めに?
ふむ……クンツァイト。
ああいえ、もちろん取り扱いはありますとも。こちらも2021年からの新参とはいえ、サファイアと並んで9月を代表する石ですからなぁ。
あとなーぜーか、特定の年齢のご婦人方が、揃いも揃ってタンザナイトと抱き合わせでご購入なさる傾向にあるので、そちらの用意もありやすよ。お客さんもそのクチで? 違う? あ、そう。
しっかしお恥ずかしいながら、実のところ。サファイアほど自信を持ってオススメできるクンツァイトというのは、あまり数がありませんで。
これはかの魔王・宝石狂いが、クンツァイトの蒐集だけは若干躊躇しておった事に由来するんでさぁ。
ご存知ですかな? お客さん。クンツァイト――鉱物的にはリチア輝石の名で知られるこの石ですが、世界共通の学名では“スポジュメン”と呼ばれておるのです。
変わった響きでしょう。ギリシャ語で「灰になる」という意味の“スポドウメノス”が由来なんだとか、なんだとか。
灰になる。これは、リチア輝石の持つ性質です。
いくつかの宝石には加熱処理といって、熱を加える事で色味を一層鮮やかにする加工方法があるのですが、かの石に限っては火で炙ると、たちまちあの花筏を彷彿とさせる色艶と透明度を失い、何の変哲も無い石ころみたいな灰色に変色しちまうんでさぁ。
まあ魔王は気に入れば路傍の石でも愛でやしましたが、ソイツはイコール宝石として手に入れたモノの価値をわざわざ貶めたいという意味ではありゃしやせん。クンツァイトならクンツァイトとして己の手中に収めたいと願うのは、宝石狂いで無くても当然の欲求ではありやしょう。
だというのに、奇しくも魔王の必殺技『パンデモニウムロスト』は、地獄の業火を操る御業。誤ってクンツァイトの近くで振るっちまおうモンなら、そりゃもう、消し炭待ったなしでさぁ。
……いやまあ、『パンデモニウムロスト』で消し飛ばないモノの方が珍しいんですが、余波ですら命取りだと思うと、魔王も大層気を遣ったんでしょうな。
炎の件を抜きにしても、衝撃に弱く、大変割れやすい。構造上の問題で、宝石を輝かせるための光にも注意が必要……と、かなり難儀な鉱物なんでさぁ。
「クンツァイトはデジモン向きの石ではない」……宝石狂いにここまで言わしめたのは、おそらくこの鉱石ぐらいのものでしょう。
リチア輝石と言やぁ電池の材料として、インターネットの世界で暮らすデジタルモンスターから見ても、かなり重要な資源ではあるんですが……そいつを宝玉として愛でるには、あっしらでは繊細さが欠けておるという事になりましょうかね。
まあ、とはいえ。
そんな扱いづらさを差し引いて尚、魔王が手元に置いておきたがったクンツァイトというのも、数が無いだけで、全く無いって訳じゃあ無いんでさ。
ささ、どうぞ、ご覧になっていってくだせぇ。
ただし、取り扱いにはご注意を。万が一灰にしちまおうモンなら、宝石狂いが化けて出るやもしれませんぜ」
以下、感想返信。
夏P(ナッピー)様
この度も感想をありがとうございます。
ベーダモンは死んでしまったのでした……。
まあイーバモンはあくまでベーダモンを改造したデジモンという体なので、出しても出自が確定すると私は思いませんが、魔王軍にそういった設備は備わっていなかったのでしょう。そういうテーマのお話でもないので。
基本的にうちのお話はデジプレ以降大体進化ルート自由形なので、正規のルートと繋がるとは限らないんですよね。
旧デジカはやっていなかったのでわかりませんが、ベーダモンが強いのは図鑑説明の「タコのような下半身からは想像できないが、恐るべき攻撃力を身に付けている」から着想を得ました。あと新デジカだと割と猛威を振るっているとか、いないとか。
ペリドットの「きょうだい」は、言葉も感情も無くとも、ベーダモンにとってのよりどころだったのだと思います。宇宙を知らないベーダモンというテーマはデジコンの時から考えていたけれど実現はしなかったお話だったので、今回こういう形で書けたのは良かったなと、自分では思っています。
誕生石が3つ以上ある月があるとは理解しているのですが、ストーリーやデジモンに絡めた逸話に落とし込むのは結構難しくて……これからもそういう月はあるかと思いますが、お目こぼしいただけると幸いです。
改めて、感想をありがとうございました。おまけ:貴石こぼれ話・8月編
「おや、普段と違って夜の開店だってのに、足を運んでくださるお客さんもいるモンですな。
こんばんは、いらっしゃいませ。ちょいと暗いしまだまだ暑いですが、ゆっくりご覧になっていってくだせぇ。今月のオススメ、スピネルも置いておりやすよ。
……なんですかいお客さん、「なんだかパッとしないなー」とでも言いたげなお顔をしておられる。
はぁー、嫌ですねえ。ひょっとしてお客さんも、スピネルはルビーやサファイアの紛い物と思っておられるクチですかい?
あのねえ、スピネルってぇのはコランダムの類よりも産地が限られていて、結構希少な鉱石なんですよ?
魔王の時勢でも、こっちの方がよろしいだろうとスピネルより上述の石を重んじる輩が後を絶たなかったとかで、質の良い献上品が滅多に届かんと宝石狂いも密かに嘆いていたという話でさぁ。
このスピネル=ルビーやサファイアのパチモン、という不名誉な図式が出来上がってしもうたのは、“黒太子のルビー”の名でイギリス皇太子の冠にまで飾った巨大ルビーが、実はレッドスピネルであったという“事件”がきっかけであったと言われております。
赤い石は全部ルビー、青い石は全部サファイア、なんて乱暴な分類が成されていた時代が、現代の鑑識技術で終わりを告げたは良いものの、代わりに権力者達の大事な宝物に付けられていた名札が突如として引っぺがされて、彼らが恥をかく羽目になった。なんてなんて事例も枚挙に暇がありませんで。
黒太子のルビーだけじゃありゃせんのです。同じくイギリス王室に伝わる“ティムールルビー”に、フランスはブルターニュに渡った“コートドブルターニュ”……そういった“綺麗で赤い石”達が続けざまにスピネルだと解き明かされたばっかりに、「スピネルはルビーのニセモノ」といった印象が一般に根付いてしまったんでしょうな。
とはいえ先に述べた通り、スピネルというのは出てくる数だけで言えばルビーよりも珍しいんです。その量、僅かルビーの約十分の一だとか。
もちろん、だからと言ってスピネルの方が偉いだとか綺麗だとか、そういう暴力的な意見を言うつもりは毛頭ございやせん。
ただ、同じ“綺麗な赤い石”に、その名の知名度だけで優劣を付けると言いますのも、ちょいと浪漫が足りていないとは思いやせんかい?
ええですかい。我々宝石商は品物を買ってもらうために、あれやこれやと手持ちの石の良さを語りはいたしますが、最後にモノを言うのは、結局買い手の目利きなんでさぁ。
さあて、お客さん。ここにあるのはどいつもこいつも、宝石商トラバサミ、イチオシのスピネルときております。色も赤ばかりではなく、青に黒にと様々取りそろえておりやすよ。
コイツらがルビーやサファイアよりも優れた石であるかについては、どうかご自身の目で確かめてみてくだせぇ」
以下、感想返信。
夏P(ナッピー)様
この度も感想をありがとうございます!
やはり宝石の話を扱う上で、ルビーは外せませんで。その分、赤に関連するデジモンというのは結構多くて、どの種を題材にするかはかなり悩んだと記憶しています。
どうせなら赤色と結びつきづらいデジモンで何か無いかな~、と辿り着いたのがスナッチモンの図鑑説明でした。
あまりフォーカスされない(とは言っても、最近はリベレイターに登場している訳ですが)スナッチモンを題材にしつつ、他の赤いデジモンにも触れながら……というのは、我ながらよくできた構成だったのではないかと自画自賛していたり。
職人ディグモンは一般通過匠です。この世界にはそういうヤツがちょこちょこいます。
希石を書くにあたって宝石研磨の動画を見たりしているのですが、カットにはかなりの工程がいるようなので、ひょっとするとデストロルビーな段階もあったのやもしれません。ディグモンもさぞ神経を使った事でしょう。
ハトのくだりの女神はウェヌスモンです。オリンポス十二神族は今度ゲームでフォーカスされるので、今後の展開にも期待したいところ。
トラバサミのトランクは、その実四○元ポケット的な便利アイテムなので、中身は特に気温の影響を受けないのでひと安心。まあテクスチャはがっつり熱を持つので、トラバサミは普通に金具で火傷しかねないんですが……。
そろそろこぼれ話のネタ集めも大変になってきたので、こちらも真面目にがんばっていきたいところ。さて、来月はどうしましょうかねぇ……。
改めて、感想をありがとうございました!おまけ:貴石こぼれ話・7月編
「ラッシャーセー……。この暑いのに、よう実質露天商のあっしの店なんざ尋ねて来られましたな。商売デジモンがこんな事を言うのはなんですが、ちゃんと冷房の効いた店舗でゆっくりじっくり石見た方がええですよ。
いや、いや。こんなですが歓迎はしております。お客さんとはありがたいモンですから。だがちぃとばかし元気が無いのは勘弁してくだせぇ、ほれ、あっし、悪魔ですので……。
それで、はい。本日は何をお求めで?
今月ならルビーがオススメ――……うん? この月と言やぁどこもルビーを勧めてくるが、ルビー以外に7月のオススメは無いのかって?
ふむ。それならスフェーンてのがごぜぇやす。
あまり聞き馴染みが無いんじゃないでしょうか。鉱石としては「チタン石」や「くさび石」と呼ぶ方が一般的ですから、そっちなら覚えがあるという方もいらっしゃるかもしれやせんね。
……この話をすると何故か「原盤は無いんですか」等聞かれる事があるんですが、無ぇです。そもそも何ですか原盤って。くさび石って別称は、この石が双晶を作りやすく、それ故“くさび”の形で見つかる事が多いので付けられたんです。硬度はあまり高くありやせんから、何かを固定するのに使ったりなんざ、とてもできやしませんよ。
閑話休題。
という訳で、こちらがスフェーンでさ。
黄緑をベースに、光を当てて傾けると、赤に橙、緑の色がやわらかく瞬く。ちょいと季節を先取りして、山が色づき始めたかのような宝石だ。
この特徴的な輝き方は複屈折と言って、光を2重にして通すというスフェーンの特性が成せる技なんでさぁ。品質や磨き方次第では、そのきらめきはダイヤモンドにも勝る。とまで言われておりやす。
……ホープ。ホープや。別にダイヤモンドよりスフェーンの方がすごいと言うておる訳じゃあありゃせんて。
失敬。
先にちらと言うたでしょう。スフェーンというのは硬度があまり高く無いんです。そのため研磨加工が難しいんでさぁ。
その上いくら複屈折なんて唯一無二の特性があるとは言っても、石の中に不純物なんぞが混ざっておればソイツも台無しです。だというのにスフェーンときたら、インクルージョン――内包物が多い、ってのも特徴の内に含まれている。十分なカラットを保持した上で透明なスフェーンというのは、リアルワールドの市場にも滅多に出回らないと聞いておりやすね。
デジタルワールドならあるいは、と、お思いやもしれませんが。残念ながら、うちのスフェーンもこっちのモノと似たり寄ったりです。
というのも、スフェーンが宝石として注目を浴び始めたのは2021年以降。この年に「7月の誕生石」として指定されたっつーきっかけがあったからなんでさぁ。
これがデジタルワールドにおける宝石ブーム、ようするに魔王・宝石狂いの活動期間と微妙にズレておりやして。
リアルワールドでの認知度が低いと、そのデータが流れ込まないという事でもありやすから、当然産出量も下がります。故にかの魔王でさえ、品質の高いスフェーンは、終ぞ拝めやしなかった。
あっしがこちらに持ち込んでいるスフェーンも、注目度が上がっていると知ってから慌てて仕入れてきたものがほとんどです。“魔王をも唸らせた逸品”的なモンは、残念ながらこの中には無いんでさぁ。
もしもええ石が見つかっておれば、おあつらえ向きの加工職人ならおったんですがねぇ。
まこと、惜しいものです。
ただまあ、掘り出し物が無いとは言っておりやせん。
というよりもむしろ、魔王ですら見出せなかった最上級のスフェーンが、この中に混じっていないとは誰が言い切れましょうか。
その辺は、お客さんの目利きで確かめてもらう他ありやせんなぁ。
ほら、どうぞもう少しホープの影に。
時間と気力の許す限り、好きなのを選んでいってくだせぇ」
以下、感想返信。
夏P(ナッピー)様
この度も感想をありがとうございます!
今回のお話は、考案の段階ではディアナモンの使用を考えていたのですが、そこにジョウガモンが出てきたのでそちらを採用……と、いった経緯を辿りました。孤独の設定もそうですが、黄金の月長石というのもなんだかキャッチーですしね。それってタイガーアイっぽくない? とは言ってはいけません。
まあぶっちゃけ船の方のデザインは全然判らないんですけれども……。たぶん月っぽい感じでいいんでしょう。
トラバサミはリアルワールドに来るにあたって、お客さんに説明するために宝石についてはかなり色々勉強しました。基本的にお喋りが好きなんでしょうね。
自分は結構好きですけどね、ゴツ→アイス→インセキルート。ハカメモのここから月(ディアナモン)になれるルート、推してます。ジョウガモンもその繋がりで考えた感じです。
お客さんは、聞き手ですね。お話が続けば、明かされたり明かされなかったりする事でしょう。
それでは改めて、感想をありがとうございました!-
この返信は5ヶ月、 2週前に
快晴が編集しました。
おまけ:貴石こぼれ話・6月編
「おや、お客さんいらっしゃい。何かお求めのモノがあるってな顔をしてなさる。お力になれれば良いのですが。
……ふむ、真珠、ですかい。
あー、そういやソイツも今月の石……石? でしたな。
しかし申し訳ない。真珠となりますと、あっし、どころかそもそもデジモンの宝石商をあたるのは、正直オススメできやしませんねぇ。
どうしてかって?
お客さん、シャコモンというデジモンをご存知ですかな?
シャコモンというのは、その名の通り大きな二枚貝のデジモンで――コイツが必殺技で、所謂“黒真珠”を吐くんでさぁ。いや、本当に真珠って呼んで良いのかは微妙なところですが、『ブラックパール』っつー必殺技名もありますので。
とどのつまり、デジタルワールドにおける真珠、ってのは、成長期がバカスカ撃ってくる程度のシロモノって認識で、当然集める奴もいない。あんまり価値が認められてねぇんですわ。
仮に取り扱いがあるとしても、でけぇですからね、『ブラックパール』。少なくとも装飾品にはとても出来たモンじゃ無い。
フォーマルな場、冠婚葬祭でも使えるアクセサリーとして、真珠はニンゲンのご婦人方に人気が高いとはあっしも聞いてはおりやすがね。あんなモン首から提げようものなら、顰蹙を買う以前に首がもげちまいますて。
無理にデジタルワールド産のモノをお探しになるより、お近くのジュエリーショップを覗かれる方が賢明かと。
あるいは、そうですな。
真珠と同時に、特別な体験をお求めであれば、三重県は伊勢志摩あたりに足を運ぶのがよろしいかと。
あそこは真珠養殖日本三大産地のひとつで、かつ世界で初めて真珠養殖の技術を確立させた地であると伺っておりやす。
その立役者の記念館を含むいくつかの施設が寄り集まった島もありましてな。ミキモト真珠島でしたか。歴史的資料やコレクション展示はもちろんの事、真珠用の核を埋め込んだアコヤ貝を管理する海女さんの仕事風景も公開していやすし、ジュエリーショップも併設されておるので、一見の価値はあるんじゃないですかね。
あと、あの辺はフツーに真っ当な観光地ですからな。近いですぜ、鳥羽水族館。それから当然、海の幸もよりどりみどり。成長期の必殺技に高ぇ金出すぐらいなら、奮発して遊びに行って来なせぇ。
あっしも宝石商の端くれ、うちの店よりええモンがあるなら、そっちをご紹介せずにはおられませんので。
そういうワケで、あっしの店で真珠は取り扱っちゃいねぇんでさぁ。その辺、どうかご了承くだせぇ。
代わりにと言っちゃ何ですが、今月だともう1つ、自信を持ってオススメできる石がありやしてね?
どうぞごゆるりと、ご覧になっていってくだせぇ」
以下、感想返信。
夏P(ナッピー)様
この度も感想をありがとうございます!
そうです、誕生石なのでした。誕生石が複数ある月の場合はデジモンと絡めやすい石をピックアップしているのですが、触れないのも少し寂しいかなと思い、トラバサミにあとがきで取り扱ってもらう形になりました。
トラバサミはレギュラーの語り部なので、これからも皆さんに色々とお話を聞かせてくれる予定です。……まあ、取り扱っている品を本当に正規ルートと呼んでいいのかは若干微妙ですが……元々魔王の蒐集品ですし……。
ノヘモンは一般通過激強ノヘモンです。伝説で語られる、また語られるほどに愛される存在は、勇者や魔王の専売特許じゃありませんぜ。
はい、今月はムーンストーン、来月はルビーとなります。ま、まあ、パールさんにはあとがきをにぎわせてもらいましたので……。
改めて、感想をありがとうございました!
パラレル様
今月も感想をありがとうございます! 月刊デジタルワールドトレジャーストンです。実は昔快晴も集めていました。
ご覧になりましたか日本ジュエリー協会のサイト。執筆の際も大変お世話になっていたり。3つはまだしも、4つある月、マジでどうしましょうねぇ……?
スカルグレイモンを店代わりにするネオデビモンという絵面は、Xでもお伝えしましたが、自分の中でもかなりのお気に入りです。まあ屋根が屋根なので、今月みたいに雨降りになると大変みたいですが、そこもまた味という事で……?
実はアーマー体の中ではノヘモン、かなり好きだったりします。本体と普段動いている方が別というのは設定的にも使いやすいので大変重宝していますね。数の不利を機転と地の利で埋めるのは書いていて楽しいものです。
魔王の格の高さも、ちらっとでもお伝えできたのであれば幸いです。うちのバルバは何かと極端な奴ばっかりなので……なんか快晴意外と書いてるなバルバモン……。
こんな感じで、魔王が集めたデジタルワールドの不思議な宝石の話を、この先も紹介して行けたらなと思う次第です。
改めて、感想をありがとうございました!おまけ:貴石こぼれ話・5月編
「おや、お客さんいらっしゃい。ここまでお越しになってくださるとは、あんさんもなかなかの物好きと見える。何かお探しですかな?
うん? あっしのオススメですかい? ふむ……今月であればエメラルドと、それから翡翠、というのもよろしいでしょう。
5月の石は、どちらも季節に相応しい新緑の色で、なんとも爽やかですなぁ。
こういう生命の芽吹きを感じる色をしているからこそ、昔々の人々は、この石に不老長寿の意味を見出して崇めていたのやもしれませんな。
とはいえ実のところ、純粋な翡翠というのは白い色をしているそうで。鉄分やクロムが混じることによって、あの淡くも深い緑を帯びるようになるようですな。緑一色の翡翠もええですが、白を基調としたモノもまた、上から覗いた抹茶ラテのようで風情を感じるモンでさぁ。
しかし――商売デジモンのあっしが言うのもなんですが、お客さん、この国の方でしょう? 翡翠なら、自分で拾うという手もありやすよ。
宝石がお好きなら、耳に挟んだ事はありやせんかね?
糸魚川、でしたっけ。ニホンには、世界最古とも言われる翡翠の産地があるんですから。
直接の産地での採掘は禁止ですが、川の麓、海岸にまで足を運べば、見つけた翡翠は拾って良いものとなっておりやす。手の平サイズまで、という制限はありやすが、まあそう大きいモノはまず見つかりませんので、その点は心配いりますまい。
ん? そもそも見つかるのか、と。
結論から言えば、「翡翠と呼べる石はそこそこ見つけられる」になりますかな。
というのも、鉱物として“ヒスイ”と呼ばれるのは“ジェダイト”という石なんですが、宝石として“ヒスイ”と呼ばれる鉱石となると、ジェダイトの他にもう1つ、“ネフライト”というのがありましてね。
これは単純に、ジェダイトとネフライトがよう似ているために、太古の昔には同じ石として扱われていた名残でごぜえやす。お隣の国ではネフライトしか出ないモンだから、余所から輸入されるようになるまではこちらが「玉」と呼ばれて尊ばれていたようですな。
モノによっては現代でもジェダイトより高額で取引されるネフライトもありますが、基本的にはジェダイトの方が値打ちがありやす。しかし裏を返せば、ネフライトはそれなりに手軽に入手する事が出来るって事でもあるんでさぁ。
実際、これは知人に聞いた話ですが、1、2時間ほど海岸を歩き回れば、ネフライトは両手の指では足りん数拾えたそうですわ。……大分と小ぶりでしたがね。
ま、こういうので一番値打ちがあるのは、体験の方って相場が決まっておりやすので。「自分の手で拾った」という付加価値に勝るモンもなかなかありますまい。
もちろん、基本的にはジェダイトを狙うのがええでしょう。が、手ぶらで帰るよりはずっと良い。
ネフライトは、現地のパンフレットでは「ワカメ色の石」と紹介されておりやす。濃淡はありやすが、波打ち際にて水で戻したワカメみたいに光っておる石と覚えておけば、拾えないモンではありますまい。
逆にジェダイトを探すなら、下手に緑の石を狙わず、白い石に注目する事です。
光沢があり、角張って面がハッキリとしており、それでいて表面はつるつると触り心地も良く、他の石と比べると、見た目よりもやけに重い。そんな石を探すとよろしい。……まあ慣れない内は石英ばかり拾う事になりやすが、そもそも滅多に無いので、ソイツもひとつの思い出という事で。
おや、お客さん、興が乗ってきましたかい。
是非是非、いってらっしゃいませ。ネフライトでも良いから数を拾いたいなら「押上ヒスイ海岸」、拾った石を簡単にでも直ぐ鑑定してもらいたいなら「越中宮崎ヒスイ海岸」がオススメ、というのが知人の受け売りなので、ソイツもお伝えしておきやしょう。
まあ……手元に見本になる石があれば、探す時も何かと便利でしょうからねぇ。
手頃な値段のモンも取り扱っておりやすよ。折角ですからお客さん、あっしの店に立ち寄った思い出もひとつ、どうですかい?」
以下、感想返信。
夏P(ナッピー)様
こちらでも感想をありがとうございます! 新連載、始まりました。どうかよろしくお願いします。
宝石と関連のあるデジモンは、今回みたいな形でその都度公開していく感じになりますかね。とはいえ予想通り、2月の酒神はバッカスモンとなります。はてさて、かの神にはいかなるエピソードが……。
ヤタガラモンとジュレイモンは、鴉の濡れ羽色と檜皮色をデジモン風に言い換えたかっただけなので、実は出番とかは無かったり……ただまあオルディネモンは話に無関係でも無いです。
橙の竜は直球にグレイモンです。勇者ちゃんは希望の名で呼ばれていますが、やはり勇気と言えばこのデジモンは外せませんので。
背中の盾の紋章が希望になっているウォーグレイモンとかも考えたんですが、まあ下手に説明ばっかりつらつら並べてもという事で、フツーにアグモン正規ルート的な感じだと思っていただければ。
快晴宅、バルバモン強くなりがち。
真っ当にクソ強いバルバモンです。語り手の店の宝石次第では、彼の背景なんかも語られていくかもしれませんね。
こんな感じで、毎月魔王のコレクションをご紹介していきますので、よければまる1年、お付き合いいただければ幸いです。
改めて、感想をありがとうございました!
パラレル様
感想ありがとうございます! こちらは全然感想書きに行けて無くて申し訳ない……。
勇者ちゃん、世界の半分をちゃんと断りました。えらいですね。いやまあいかんせん強欲の魔王なので、対価を差し出したかは微妙なところなんですが……。
宝石狂いの魔王はクソ強バルバモンなので、タダでは死にませんでした。彼がどんなデジモンだったのかも、話が進めば明かされたり明かされなかったりする事でしょう。多分。
はたして、伝説の真実とは?
毎月投稿・1年連載となりますが、気長にお付き合いいただければ幸いです。
改めて、感想をありがとうございました!
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この返信は8ヶ月、 2週前に
快晴が編集しました。
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この返信は1ヶ月前に
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