ドレンチェリーを残さないでep26

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      「……斎藤博士によると、柳さんがいつ起きるかはわからないそうですよ」

      「聞いてる」

      杉菜の言葉に、猗鈴はそっけなく一言だけ返した。

      一週間、毎日猗鈴は真珠の病室に通っていた。

      話さなければいけないことは色々ある。大体は猗鈴が話さなくても代わりに杉菜が話していたが、それでも全てじゃない。

      猗鈴にしかわからないこともあった。

      「あ、窓閉めるなら鍵も……」

      鍵の開いた窓に杉菜が手を伸ばそうとすると、猗鈴はそれを雑に掴んで止めた。

      「毎日一回、姉さんが見舞いに来ている」

      「……トロピアモンメモリの……ウッドモンのこと?」

      「そう」

      いつもあの窓から入ってくる、そう猗鈴は言った。

      「……猗鈴は、なぜウッドモンを姉さんと?」

      「メモリが、姉さんの色をしていたから」

      「色……ね」

      ウッドモンは夏音が自身に寄生させていたデジモンだろうと、盛実や天青は推測していた。そしてそれは記憶も共有したある種の宿主の分身とも言える存在。

      ただ、猗鈴も同じ話を聞いている。だから、そう見えたというのもあり得るが、それだけでは夏音の姿の方を切って捨てた理由がわからなかった。

      「……姉さんの肉体にいる何かは、色が違った」

      事前知識からの判断ならそうなるのが違和感だった。となるとやはりそういう能力と結論づけた方がいいだろう。

      「デジメモリの使用者や、脳にデジモンを寄生させた人間は副作用で能力を得ることがあるという話ですが……」

      「前は寄生しているデジモン、普通の人間には見えないデジモンが見えるだけだった」

      猗鈴は、真珠にかけられた布団に落ちた自分の影を見ながらそう言った。

      「……抽象的な話をしていい?」

      「どうぞ?」

      「姫芝が私と繋がった時に見た、太陽に背を向ける向日葵畑、あれが私の副作用の象徴なんだと思う」

      猗鈴の言葉に、杉菜は流石に微妙な顔をした。

      「私は、地面に落とされた影から、『何に光が当たっているか』を推測して視界に映し出している。イデア論だっけ、ソクラテスの洞窟の例えみたいな」

      「ソクラテスじゃなくてプラトン。私達は太陽に背を向け洞窟の壁に落とされた影を見てそれを実体だと思っているが、実体……魂の様な存在の核はそこにはない。という説」

      詳しいね。メモリ買うやつは拗らせてるのいますからね。と軽く言葉を掛け合って、杉菜はふむと考える。

      「つまり……例えば、普通の人間には見えないデジモンを見た。という時ならば……デジモンを見れる視覚を持っていたのではなく、『それ以外』を見ることでそこにデジモンがいることがわかり、それが視覚に反映されていた。と?」

      「そういうこと。本来はまだ無意識の段階のそれが視界に反映されているんじゃないかと思う。形が定まらない、肉体的なそれとあまりにかけ離れていることを示すのが、きっと『色』」

      「そうだとすると、じゃあ……あいつは一体なんだって話が。猗鈴が好きだからとお菓子を焼いたり。猗鈴のいないところでも猗鈴の姉として振る舞っていたアレの姿を私は何度も見ている」

      「……私がいると入って来ない。姫芝、姉さんから話を聞くの、任せた」

      もうそこにいる、と言って、猗鈴はふと立ち上がると病室を後にした。

      杉菜が猗鈴を見送り、振り返ると、窓枠の上にセイバーハックモンメモリが、ウッドモンが立っていた。

      「人使いが荒い……」

      杉菜はタブレットを取り出してメモアプリを開くと、ベッド脇に置かれた小さな机の上に置いた。

      「さて、聞いてたなら、教えてください。美園夏音という人のことを、あの女は誰なのかを」

      ウッドモンは端子から細く枝を伸ばしてタブレットに接続すると、画面に文字が浮かび、セリフが読み上げられる。

      『わからない』

      「……あなたには、夏音の記憶があるんじゃないんですか」

      杉菜はその返答に苛立って、そう返した。

      『私にあるのはおよそ半年前までの記憶』

      「だとしても、なんかあるでしょう?」

      目の前にいるのはある種目の前で真珠が横たわっている理由の元凶の記憶を写し取った分身。

      杉菜はその無責任な発言が許せなかった。

      『……真珠は、組織の本部から大学に隔離して、なるべく巻き込まない予定だった。私私が目覚める前に、メフィスモンから引き剥がし、組織から放逐する予定だった』

      タブレットから聞こえる音声に抑揚はなく、淡々とそう述べられる。

      「……何言ってるかわかってるんですか? じゃあ、なんであの女は嬉々として殺しに来たっていうんですか!」

      夏音がいなければ、真珠が妊娠してないのがわかってももっと違うアプローチができただろうに、助かったかもしれないのに。その思いが杉菜を叫ばせる。

      しかし、メモリの身体からは感情は読み取れない。猗鈴の目を杉菜は持たない。

      『半年の間に何かが変わった』

      「何かって何が!」

      『それは、ミラーカこと、軽井未来。最後の幹部である彼女がきっと知っている』

      そう答えたのを最後に、ウッドモンはまた窓から出て行った。

       

       

      病室から出た猗鈴は病院のロビーで座っている公竜を見つけた。

      「……柳さんのお腹に、赤ちゃんはいませんよ。殺す理由はもうない筈です」

      「彼女が産婦人科の医師から受け取ったというカルテを見ました」

      公竜は封筒の中身を思い出して、少し俯いた。

      「あの日、小林さんは盛実さんにどう言いくるめられたんですか?」

      猗鈴は自分の態度が少し刺々しいのはわかっていたが、それだけ心がささくれ立っていたのだ。何もできず、何もわからず、救ったのも自分とは言えない。

      「鳥羽の名前を出されました。鳥羽さんが救おうとした命が失われかけていると、柳真珠だと知らずに向かっていました。わざと遅れたりはしてません」

      「……鳥羽さんが救おうとしたっていうのは」

      「この病院から本来押収される筈だったデジモン関連の機器を残し、警察病院に何かあった時のためにと言い出したのは鳥羽です。加えて、鳥羽はここの産婦人科医にある資料を渡していました。公安も持ってない、古代に実際に人がデジモンの子を出産した時の記録です」

      公竜の言葉に猗鈴は目を丸くした。

      僕も知らなかったと公竜は続ける。

      「……公安の後ろにある三体の天使の一体ケルビモンは、人間に好意的な派閥であり、知恵、知識、そうしたものを扱う天使。しかし、デジタルワールドから情報を持ってくるのは公安としてはかなり黒に近いグレー、公安がそれを把握したらどんな行動に出るかは斎藤博士のことでご存知でしょう」

      公竜は、自分の手をじっと見た。

      猗鈴は、何も言えなかった。

      「柳は僕があの状態にしたようなものです。あの日、僕が殺そうとしていなければ……」

      「結局、グランドラクモンに奪還されていただけかもしれませんよ」

      「……そうですね。そうかもしれない。美園さん、少し一緒に来てくれませんか?」

      そう言って、公竜は二枚の使用済のソルフラワーのチケットを取り出した。

      「ソルフラワーに行くんですか?」

      なんのために、そう聞こうとすると公竜は三枚目のチケットを取り出した。

      「この三枚のチケットは、三枚目だけが本物です。あとは鳥羽の用意した偽物……本来ならばソルフラワーのHPに繋がるQRコードの代わりにオリジナルのQRコードが書かれています」

      表示されるのは公安のパターンにある暗号であると公竜は言った。

      「……一枚は、前に鳥羽さんの部屋で見つけたって言ってましたけど、もう一枚は?」

      「産婦人科の女医に預けられていました。彼女が来なくなり、私が来た時に渡すようにと頼まれていたそうです」

      淡々と口にしようとしている様だったが、公竜の声は冷淡にはなれていなかった。

      「それは、つまり……」

      「もし自分がいなくても、憎しみや自分の憎悪を乗り越え、柳とその子供を助ける筈だと信じていたんでしょう。僕は、今からでもできる限り彼女の信頼に報いなければならない」

      恵理座の予想は現実にならなかった。想像上の公竜にはできても現実ではできなかった。そもそも、現実はそれ以前の話だった。

      「……その暗号は、何を指してるんですか?」

      「この街の外れ、ある施設を見下ろすように立つ建物です」

      「ある施設……公安の何かですか?」

      「いえ、一般の児童養護施設です。僕と双子の妹をほんの一月だけ預かっていた施設。陽都ひまわり園です」

      その名前を聞いて、猗鈴の視界に極彩色のノイズが走る。

      「……その施設は、私と姉さんもいました」

      その言葉に、二人はお互いに黙って立ち上がり、一緒に病院を出た。

       

       

       

      暖かな日差しが差すオープンテラスで、そのやたら厚着の女は何枚目かのステーキを食べていた。

      焼き加減はレア、血の味がするぐらいがいい。

      ふと、日差しを遮るように誰かが彼女のそばで立ち止まった。

      「……えと、か、彼女ー、私とお茶しな、しません……か?」

      そのどもった声に、無理におちゃらけた様子に、なんか変だなと軽井未来が顔を上げると、盛実がそこに立っていた。

      「……どうしてここがわかったんですか?」

      「SNSの垢特定した。写真から一時間経ってるからもういないかとも思ったけど……やっぱりいた」

      「何をしに私の前に? 組織の情報が知りたいんですか? それとも伏兵でもいて、斎藤博士は囮だったり……?」

      「最高弁当大盛」

      「……なんです? それ?」

      「私のアカウント名。さっきフォローしたから! 私もアプラスさんって呼ぶね!」

      「私達、敵同士ですよね? なんで趣味のアカウント名で呼び合うなんて……」

      「所属が敵味方の前に、私達は同じヒーローショー観に行った特撮ヒーロー好き仲間でしょ? ここに来たのも主目的はオタトークだし!」

      「……やっぱり他に目的あるんじゃないですか。最高弁当大盛さん」

      「いいじゃん、同ジャンルのオタクが目を合わせるのはポケ○ントレーナーが目を合わせるのと同じだよ」

      「ん? えと、それだと戦いになりません?」

      「というわけで、私はここにカードを五枚伏せてターンエンド!」

      盛実はテーブルの上に黒いスリーブに入ったカードを五枚伏せ、勝手に向かい合うように座るとタブレットで自分の分の食事の注文を勝手に始めた。

      「……なんです、これ、はっ!?」

      そのカードには、ゾネ・リヒターの美麗なイラストといかにもアーケードゲームで遊べそうなバーコードや攻撃力の数値、スキルの表記があった。

      「こんな公式グッズはない筈……というかフォーマットがガンバライジ◯グのパクリ……まさかっ! 斎藤さん!」

      「最高弁当大盛、オフ会で本名はNG。本名じゃないけど。恥ずいし」

      「最高弁当大盛さん! あなた……作りました、ね?」

      「ふっふふふ……その通り! エカキモンメモリを持ってすれば……アーケードゲーム風のカードを想像のままのクオリティで出力することが……可能!」

      能力で出したカード自体は維持するの体力使うので、それは作ったカードをスキャンして作ったコピーカードだけど。と盛実は続けた。

      「めっちゃクオリティ高い……あ、じゃあ私も……」

      そう言って、未来はスッと、財布を取り出すと、一枚の真っ二つに割れた赤いメダルを取り出した。

      「ん……これは、ア◯クの割れたタカメダ◯……ズッシリとした確かな重みだけど……ん? 何これ赤いとこまで金属……? でもちょっと透明感もあって、この材質はまさか……!?」

      「えっと……クロンデジゾイドを使ってね、生体には馴染ませられるから培養した水晶体に染色して……」

      「そんな方法アリ!? 成型は!?」

      「生体に馴染もうとする時に自分から変形する性質があるから、型の中で培養と馴染ませ作業を行なって……」

      「エカキモン(チート)なしでそれできちゃうのすごくない……?」

      「まぁ、組織の設備使ってるし、なっちゃんにも手伝ってもらったし……」

      そんな感じで十分近く喋っていると、

      「めちゃうまハンバーグランチセットでーす。ごゆっくりどうぞー」

      「あ、ありがとゃーす……」

      店員がそう言ってハンバーグとライスを持ってきて、会話が切れた。

      そして、ふと未来は自分達が敵同士であることを思い出した。

      「……勢いで押し込んで来てるけど、私は馴れ合わない。もっと、シリアスな話がある……そうだろう? 結木蘭」

      未来の瞳がほんのり赤みを増し、顔の一部の血管がビキビキと盛り上がる。

      「……鳥羽さん、死んだよ」

      その言葉に未来は固まった。

      「……SNSにわざと場所がわかる写真を上げても、もう鳥羽さんは来ない」

      盛実が続けると、未来は表情を情けなく歪めるも口からは声も出なかった。

      「……小林さん、お兄さんとの仲を取り持つ役、私が代わりにできないかな?」

      盛実の言葉に、未来の顔はスッと青ざめた。

      「な……何を言ってるかわからない。私は、組織の幹部だから……鳥羽なんて警察の女は知らない」

      「知らない人は鳥羽さんが女だとも警察官ともわからない」

      名探偵じゃなくてもわかっちゃうってと盛実は笑った。

      「……っなんで、死んだの」

      「吸血鬼王に殺されたって聞いてる。X抗体を持ってるからって」

      「……鳥羽さんは、できるなら母とさえ私達が和解することを望んでた。不死身相手に戦っても不毛だからって。X抗体は彼女が母の目を見ても声を聞いても、ちゃんと話せる為に必要だった」

      未来は、目に涙が溜まっていくのがわかっても止められなかった。

      「私は母とは分かり合えないと思ってた。兄が公安になったのと、私が組織に入ったのはきっと根っこは同じ……母への反発。兄は人として正しいことをやりたいんだと思うんだけど、私は……母の血が濃く出たから、仮面ラ○ダーになりたかった。暴力的な怪物の身体、誰かを愛し守りたいと思う人の心……」

      未来は盛実に向かって喋っているのか、ただただ気持ちを吐露しているのかわからなくなっていた。

      「私達は母という人でなしの怪物を諦めて、人として正しくありたいと思ってた。でも鳥羽さんはきっと、私達を見てた、人か化け物か以上に、私を、兄を、母を……死ぬべきなのはメモリを蔓延させた私や、母なのに……」

      ぼろぼろと涙が溢れて落ちる。冷めた鉄板の上に涙が溜まっていく。

      「……弁当大盛さんは、鳥羽さんから私のことを頼まれたんですか?」

      「いや……私は、あの日、小林さんの妹で組織の幹部で私の本名も知ってて……なんか、こう、わかっちゃっただけ」

      ちょっと気まずそうに盛実は言った。

      「……わかっちゃった?」

      「……小林さんのベルト、アプラスさんの作ったやつ、で、合ってるよね? クロンデジゾイド使いまくりなのは組織のクロンデジゾイドを使えるから。メモリが作品と関連するモチーフと、その一年後に放送の関係ないヒーローのモチーフが同居してるのは、私より数歳上でその世代がドンピシャだからで……小林さんとその双子の妹も……って」

      公竜に恵理座がベルト製作者の情報を共有しなかった理由もそれで説明がつくし、天青と違って表にほぼ出てない盛実の本名に関しても恵理座と通じていたなら説明はつく。

      「その通りです。私が兄の、小林公竜の使うブレスドドライバーの製作者です。そして……やはり私は、今この街を恐怖に陥れているメモリのその大半を製造した人の血を喰らう悍ましい……吸血鬼です」

      未来はそう言って目の前の皿に残った涙まみれの肉を口の中に押し込み、お金を財布から取り出し始める。

      「待って、その、なに? 今からなんかすごいことしようとしてる気がする。思い詰めた犯人の顔してる」

      盛実は咄嗟に席を立つと、未来の隣に座り、席から出られない様にした。

      「……今更、兄には会えない。私は何度も鳥羽さんにそう言いました。わがまま言って困らせて、そんなことしてなかったら、もっと戦力もあって鳥羽さんだって生きてたかもしれない……そう思ったらとりあえずやることはやらなきゃいけない。そうですよね?」

      革手袋越しに未来は盛実の肩を掴み、退けようとする。

      「うん……落ち着こう。今にも一人で吸血鬼王に突っ込んでいきそうな顔してる、ゼ☆」

      ちょっとふざけた調子で盛実は言ったが、未来はそれに乗れる様な状態ではなかった。

      「母の居場所はわからないので……本庄善輝を殺します。私は、ネオヴァンデモンのメモリの力で死んでも死なない……なっちゃんのそれと違って吸血鬼ならではの弱点はありますけど、本庄を殺し切るまでなら、私の正気も持つ筈……」

      「……やるなら、小林さんも、うちのマスターも、持てる戦力を全部注ぎ込んで。一人でやることじゃないって」

      聞こえた不穏な内容には触れず、当たり障りのない形で盛実は止めようとする。

      「でも……この街でこんなに被害が拡大してるのは、私が旧組織の幹部たちを本生の尖兵として狩って回ったり、製造部のトップとして製造を続けてきたからで……ついには鳥羽さんまで……」

      「そんなこと言ったら……一番悪いのは、多分、私、だよ?」

      ちょっと顔を顰めた後、盛実はそう口にした。

      「……へ? 何をしたんですか?」

      「デジメモリの元って、古代デジタルワールドでルーチェモンと十闘士が戦争してる時に考案された、デジモン達の技を人間が機械を通して出力できる様にする装置だったんだよね」

      「初めて、聞きましたけど……それが何か……」

      「高校生の私は、その……デジタルワールドに行ってたんだけど、人間って足手まといでさ、何度も死にかけて、その時にたまたまそんな文献を見つけて……直前に生体に馴染むクロンデジゾイドの話も聞いていたし鉱山にも立ち寄ってて……複雑な挙動をする機械を丸ごとエカキモンの能力で複製すると、維持できる時間が短くて……でも作るには複雑すぎた」

      「あ、え? 嘘……ですよね?」

      「……本当だよ。私達、脳にデジモン寄生させてたからさ、人間の身体がデジモンのものに変われることを知ってたから……メモリにデジモンの力を入れるとこは元と同じ、だけど端子にクロンデジゾイドを使えば人間の肉体を出力装置にできるってことに気づいて、今の『デジメモリ』を開発しちゃった」

      「……いや、でも使ってたなら副作用が出た筈で、そうしたら……」

      「出なかったんだよね。脳に寄生していたデジモン、それぞれに最適化されたデジモンのデータしか基本使わなかったから」

      メモリとの親和性を示す値が、適合値、じゃなくて適合率、なのはね、寄生しているデジモンを利用した場合を1とした場合の割合を示してるからなんだよと言った。

      「だから、だからね? もしこの戦いに一人の元凶を見つけて決めようとしたならば……それはきっと、今のデジメモリを創り出した私なんだよ」

      盛実は笑った。

      情けない様な悲しい様な、それでいて励まそうとしているのだけは伝わってくるそんな顔で、笑った。

       

       

       

       

      あとがき

      読んで頂きありがとうございます。普通に投稿を忘れていたへりこです。

      サロンの時の自分の後書きを見ていたら、

      【誰がメモリを作ったか、に関しては薄々察してた人もいらしたのではないでしょうか。】という風に書いてありました。

      でも改めて読み直したらこれでわかったよね?は無理だろと思いました。ではでは、タイストも出ましてね、皆様忙しいと思われますがまた来週お会いできましたら幸いです。

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    • #4083

       サラッと明かされる衝撃の真実。前半はお姉ちゃんで「何ィーッ!?」となっていたのに立て続けに情報の嵐。
       前回の出番でひたすらオロロロロロとの激しいバトルを繰り広げていたことの鬱憤を晴らすかの如く、遂に〇〇〇(いや普通に名前呼ばれてましたね)の正体と「つまり……どういうこと?」が一気に判明。何故デジモンの力を人間が使えるように最適化されているのかと言えばそれは、まさしくデジモン同士の戦いの中で人間が介入できるようにする為であったとは。
       端子にクロンデジゾイドを用いることによって現代にそれを復活させたというのは果たして罪、というだけでもないのでしょうが本人的には当然のように苦々しく思ってしまうもの。
       ていうか、そうなると前半で割れたタ〇メダルのなりきり品にハエーッとなりながらもクロンデジゾイドを使って云々言われた時は結構来るものがあったのでは大盛さん。ところでそんな大食漢なんスか?
       
       扉絵も込みで死んでからの存在感が凄まじい鳥羽さん。
       公竜さんの態度も「ハードボイルドだぜ……!」と言わざるを得ませんが、後悔先に断たずとはよく言ったもの。そして偶然にも猗鈴サンと同じ施設……一族……一族……。
       
       猗鈴サンもまた博士達と同じでサラッと重要ワードを言ってのけますので、もう二人で一人の仮面ライダー戦士になって以降の姫芝は困惑させられっぱなしで苦労人の片鱗が見えている。

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