デジモン_Against_God_Killer_ [1章:_交差世界と機械竜_]

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    アバター名無しモン

      デジモン_Against_God_Killer_ [1章:_交差世界と機械竜_](改)
      <p style=”text-align: left;”>︙</p>
      デジタルワールドを襲った謎のデジモン。

      ソレは『ゴッドキラーモン』、そう呼ばれた。

      デジタルワールドは瞬く間に制圧され、広大な世界の八割方がソレ等の手中となった。

      全てがドス黒く塗りつぶされた。

      あるデジモンは、ゴッドキラーモンから逃げていた。

      ソレは、体が禍々しい黒い塊のようであった。

      「追い付かれる………いでっ!?」

      突如前方に現れた扉にぶつかり、そのままその中に吸い込まれていく。

      [■■ルグ■イモ■ リアライズ]

      [現実世界]

      フリーターの青年、ヒソウ ユウタロウ。

      クマ獣人、男。高卒の17歳。

      いつも通りバイトに向かっていると、突然世界的な電波障害が発生した。

      その後は…時計は狂い世界各地で停電が発生、電話も何もかもが全く繋がらない。

      終いには、重要機器の甚大なショートによる大事故も起きてしまったらしい。

      『………暇だ…』_自宅でゴロゴロしていた。

      停電により、バイト先も機能停止のため無期限休業。

      そんな生活が続いていたある日、噂話で

      『機械仕掛けのドラゴン』について聞いた。

      特に興味もなかったので、そのままスルーした。

      ある日、食料の買い足しにスーパーに出かけた。

      ところが、スーパーの建物が派手に壊れていた。

      曰く『怪獣に壊されるみたいに崩れていった』らしい。

      『機械仕掛けのドラゴンは、ソレが正体なのではないか?』_噂話は、より活発になった。

      そんな話をよそに、買えなかったものを買いに行く。

      隣町まで歩いて来たその時…

      ___グルルルオォォォォォォ………………

      不気味な咆哮が頭上より響く。

      次の瞬間、近くの建物が何かにぶつかったように壊れ、崩れ始めた。

      「うわぁっ!?」_思わず目を瞑る。

      _死んでいない。恐る恐る目を開くと…

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      _『機械仕掛けのドラゴン』だった。

      思ったより小さく、2m程ではあったが、鮮やかな橙色の身体に青い模様、胸部から左腕を覆う重厚な金属の装甲は迫力がある。その頭部には身体と同じような機械の装甲を纏い、無邪気そうな丸く青い瞳が不思議そうにこちらを見ている。

      「キミ、大丈夫?」

      『うわぁ喋った!?』女性声なのが一番驚いた。

      『喋るよー!とりあえず、早く逃げて!』

      無我夢中で逃げた。

      何故だ。分からない。あり得ない!

      しかし、先ほどのことは紛れもなく現実だ。

      __後ろから、金属が殴られたような音と短い悲鳴が聞こえてきた。

      『……!!!』

      ___自分は臆病であると理解していた。

      しかし、同じくらいお人好しなのは始めて自覚した。

      いてもたってもいられない。早く助けに行かなければ…!

      勇気を振り絞り、再び事件現場に向かった。

      現場に着くと、何かがうっすらと見える。

      半透明な…多眼の…バケモノ……?

      発達した両腕には鋭い爪。口元には鋭いキバが並び、背中には緑の突起が何個か見える。

      その付近では、小さな…トカゲ?が、傷だらけになり、ぐったりしている。

      なんとなく状況を理解した。

      『う…うおおおおおぉーっっ!!!!!』

      大声で叫び、バケモノの気を引く。

      バケモノは狙い通り、こちらを振り向く。

      『今のうちに…!!!』

      _声を張り上げる。

      派手にやられてしまい、呼吸も整えられない。

      「(…流石に…まずいかも)」

      やられる…そんなとき、横から叫び声が聞こえてきた。

      ゴッドキラーモンはその声に気を取られ、自分から意識を逸らす。

      さっき助けたクマのヒトだ。戻ってきてくれたんだ!

      「…!!ありがとーッ!!」

      嬉しくなり、全力で叫ぶ。

      立ち上がり、気合を全身に込める。

      力がみなぎってくる。視界が青白い光に包まれていく。

      「アグモン!ワープ進化ァァッ!!」

      「………メタルグレイモンッ!!!!」

      メタルグレイモン…と名乗った彼女は、逃げている自分に今にも飛びかかろうとしていたソレの首根っこを掴み、豪快に投げ飛ばした。

      バケモノは、派手に瓦礫の山に突っ込んだ。

      しかし、次の瞬間には起き上がり、こちらを睨みつけてきた。

      怒り狂ったバケモノの鋭いツメが、彼女の右腕を深く抉り取る。

      「ぐうッ………」

      苦しそうに彼女は唸る。そして、こちらを見て何かを思い出したようだ。

      「…キミ!少しだけ手伝ってくれる!?」

      彼女は、縦長の機械を自分に投げ渡した。

      「それは[デジヴァイス・∞インフィニット]。オレの力を極限まで引き出せるらしいんだ。トモダチが作ってくれたんだよねー!」

      自慢げに、嬉しそうに話すメタルグレイモン。

      「右上のボタンを押して、オレに換装指令を出して!」

      _言われた通りに押してみる。

      脳内に言葉が浮かび上がり、それを叫ぶ。

      『換装指令!ライトアーム!!』

      「メタルグレイモン!!アルタラウスモードッ!!!」

      彼女の右腕は瞬く間に、電磁砲[レールガン]のようなものになった。

      砲身にエネルギーが充電されていくのが見てわかる。

      「ポジトロン……キャノンッッッ!!!!!」

      まばゆい閃光が周囲を包んだ、次の瞬間…

      バケモノは跡形も無く消え…そこには、タマゴ……デジタマがあった。

      デジタマは、次の瞬間に元の世界に転送された。

      「……ふう、なんとかなったー!ありがと、クマくん!」

      元気良く礼をするメタルグレイモン。

      色々気になることはあるが、ひとまず解決したようだ。

      「…いっててー…」

      _抉れた二の腕をさすっている。せめて傷口を覆ったほうがよさそうだ。

      『………そうだ、』

      手元にあったスカーフと黒布で、彼女の傷を隠した。

      『これでよし…』

      「…これ…すっごいカッコイイ…!!!」

      _メタルグレイモンは目を輝かせる。

      「これさ、トモダチの証で良いかな…!?」

      『…えっ?』

      突然の言葉に驚く。

      「すごい気に入ったし…とっても嬉しいからさ!」

      そう言いながら、スカーフを見つめてニコニコしている。

      「…あっ、名前!オレ、アルタ!キミは?」

      『ユウタロウです』

      「ユウタロウ……ユウタロウ…ユウタロウ!よろしくね、ユウタロウっ!!」

      _次の瞬間、メタルグレイモン…アルタはその場に倒れる。

      『……おなか…空いた…』

      _目を回している。

      可笑しくなって、微笑んでしまう。

      退化してアグモンになったアルタを抱えて、帰路についた。

       

      (続く)

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    • #3185

       こちらでは初めまして、改めて宜しくお願い致します。夏P(ナッピー)です。

       ユウタロウ君がクマ獣人なのはベアモンと関係なく、そういう世界観と以前お聞きしましたね。その中でアグモンちゃん(?)改めアルタが「クマの人」と言っているので、他のモブ人間の皆さんも別の動物の獣人なのでしょうか。オッドタクシーのようだ。
       前回と違って流石にメタルグレイモンと一発で見抜けましたが、それはそれとして腕を換装してアルタラウスモードにスライドエボリューションという超・燃える展開。片腕だけじゃ利かなそうですがライズグレイモンとかにもなれそう。換装コマンドを兼ね備えたデジヴァイスはカッコいいですな。ちゃんと倒したデジモンがデジタマになっていくことを描写されているのもまた芸コマ。
       与えられたスカーフはベルゼブモンチックですが、セイバーズアグモンのベルト的な意味合いもあるのかしら。

       それでは改めてこちらでも宜しくお願い致します。

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